8J1RLより

越冬交代(2月1日)から今次隊の運用を始めて5ヶ月が経過しました。
こちらは現在極夜です。
イオノグラムを見ると昭和基地上空のコンディションは冬モードになりつつあります。
日本はEsシーズンもそろそろかと思いますので、次の春(北半球は秋)までQSOできる日は少なくなりそうです。

今期は同一バンドモードのDupeQSOを認めていませんので、一度に大勢の方に呼ばれることもずいぶん少なくなってきました。(それでも数局に1局は"B4"を打たせていただいています)
設備的に不利な方は次のシーズンがチャンスかと思います。


さて、これまでもここで8J1RLの運用方針を少しずつ述べてきましたが、メールで個別に要望をいただくことがちょくちょくあります。
ただ同じ返答を個々に差し上げているとキリがありませんので、こちらでまとめて返答させていただきます。
否定的な返答ばかりになってしまいましたがご容赦ください。


[要望1]
・あるモードで呼んでいたら他のモードにQSYされた。もう少し長くやってほしい。

[8J1RLより]
まず私たちはシングルOP、シングルTXで運用しています。
ある一つのモードでオペを開始したら、基本的には時間が許す限り、呼んで下さる局がいなくなるまで続けたいと考えていますが、コンディションが上昇兆しにあると判断したら、これまで運用が少なく需要の高いモード(ほとんどはPhone)に移行することがあります。
日本国内と違いコンディションが安定せず変化が激しい地域ですので、できるだけ多くの方にNewOneを、と考えています。
ご容赦下さい。

余談:国内の方がCQを出されているのを見つけてこちらから呼ぶことが時々あるのですが、QRZ?しか返ってこない、或いは「完全無視」されることもしょっちゅうなほどSSBは飛ばないのです。。(ケーブルロスが大きくて全体的に決して飛びがいいとは言えないのですが)




[要望2]
・セルフでクラスタに上げてから運用しているようだが、パイルになるとウチの環境では拾ってもらえない。

[8J1RLより]
私も住まいである名古屋のシャックもとてもパイルに勝てるような設備ではありませんので、そのお気持ちは痛いほどよくわかります。
しかし、不本意ながらこちらでは休憩時間、つまりオペできる時間が何時から何時までと約束されているわけなく、お昼休みだろうが深夜だろうがお構いなしに仕事が入ることがあります。
そのためできるだけ短時間に多くの方とQSOしたい想いがあります。
弱音を吐かせていただきますと、微弱な信号を見つけてもらうまで、室温一桁の環境で20分も30分もじっと我慢の子でCQ出し続けるのは、老体には正直しんどいのです。^^;


[要望3]
・このバンドのこのモードがコンファームできていないので、いついつにQRVしてほしい。
・このモードはあるけど、次はこのモードが欲しいのでスケジュールを組んでもらえないか。

[8J1RLより]
できません。
但し、設備的に8J1RLとのQSOが難しく且つ全バンドを通して過去にQSOしたことが全くない局に限って、可能な限りスケジュールには応じたいと思います。


[要望4]
・このバンドが欲しいのでワイヤーDPくらいなら簡単に張れるはずだから、やってもらえないか。

[8J1RLより]
ハムキチですから^^; 自由に上げることができる環境であればとっくに行動に移しています。
ブログでもすでにお伝えしたことですが、知名度が低いせいかこの要望が後を絶ちません。。

南極のどの基地からも観測上の制約のためか、或いはブリザード対策ができないためか運用がほとんどない80m以下のローバンド、また個人的には6mで国内との交信を実現すべく5エレを持ち込んだのですが、なかなか難しく。。


[要望5]
・QRTアナウンスの数分後に、別のバンドやモードにいることがあるようだけど。"QSY"としてもらえるほうがいい。

[8J1RL]
すみません。一人が仕事に戻った後、入れ違いに休憩時間をズラした他の隊員が運用にやってくるためです。


これらはいづれも南極という環境、基地の現状をご存じないためのことであるので、いたしかたないと思います。
ハム界だけでなく南極の現状を一般に広く知っていただく力が足りてないのを痛感する次第です。

今後につきましても個別に頂戴した要望、ご意見につきましてはブログで取りまとめをさせていただきたいと思います。
ご了承ください。


de 吉川/JG2MLI

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by JG2MLI | 2014-07-05 01:40 | 近況など
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